2014-11-08
夜の羽生選手の一部始終を見た。
6分間の最初から見ていたから、
全てを見たと言ってもいいでしょうね。
男女関係無くフィギュアのスピードでは
石のように硬いリンク上でのジャンプ、
スピンなど怖いものだといつも見ている。
しかし今回は競技前の事故。
恐ろしいアクシデントではありますが、
選手個人が招いてしまった事故。
サッカー、野球といった団体競技、
いや体操や卓球やテニスなどの
団体ばかりか個人で戦う競技でも、
監督やコーチがいて組織力で闘い、
戦場外の場所で冷静な判断力を要します。
組織を組める財力や認知度も左右しますし、
フィギュアスケート界がどの程度
組織で参加して戦っているか解りませんが、
今回の判断は全て個人の決断でしたね。
賛否両論でどちらが良いとは言えませんが
個人で戦っている一般男子から見れば、
招いたミスは自分で取り返さなければならず
その日に棄権してミスを先送りするわけには
いかない事は多々あるものです。
私達に置き換えて考えてみれば
コーチも監督も無く自己管理と自己判断だけで
毎日仕事をしている音楽家が殆どです。
関係は個人事業主でありますが、
組織の中に入って演奏をしたり、
指揮者は組織を取りまとめながら仕事。
公演日に自分のミスで怪我をしてしまう。
階段で転んだのか、雨で滑ったのか、
毎日通る場所なのに転んでしまい、
ほんの少しの不注意でアクシデント。
打ち所悪く手も上がらない。
よもや転んだ足の打ち所悪く歩けない。
捻挫か骨折一歩手前か、
明らかに普段の筋力が使えないのが明白。
こういう事はいくらでも考えられます。
それでも劇場に行かねばならず、
舞台に上がって人前に出なくてはならない。
国際舞台で毎回戦っているアスリート
羽生さんとは別次元の我々でも、
テレビカメラが捕らえていな所で
こういう事は可能性0ではないのです。
滑った彼の心境は良く解るが、
競技終了後の羽生さん、痛々しかった。
M岡S造さんの如く感動をした方が多かったが、
私には心配しか残らなかった。
壮絶な闘いとして記憶している
貴乃花が現役引退に追い込まれる原因の
優勝決定戦を思い出してしまいました。
無理が後に響かない事を願い、
彼の若い身体と強靭な精神が、
順調な回復を見せてくれることを祈ります。
この経験が更なる高みへと飛躍するのを
心から応援したい素晴らしい逸材ですね。
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