2014-10-07
先日の事です。
紳士モノ専門館がある某新宿Iに出かけ
靴売り場を覗いていたときのことです。
ここは国産輸入もの問わず、
一級紳士靴の品揃えで有名な靴オタクの聖地。
言い換えれば国産名品や海外ブランド靴を扱い、
イタリアブランドのビースポーク(特注)
をも受け付ける懐の深さでして、
私は時々ですが洒落オツな靴命男性は、
足しげく通っているはずの店です。
こういう場所はたまに覗くと
目の保養や流行の勉強にもなるわけで、
久しぶりにウロウロしましたが、
どうにも居心地が悪い・・・。
売り場に配置され沢山いる男性店員が、
「いらっしゃいませ」の声と同時に
頭を下げて会釈をするのは普通でしょうが、
必ずこちらの靴を見る。
一度視線を留めてしっかり見る。
次に靴から視線を上げて顔を見る。
そりゃ靴屋ですから、
他人の靴は気になるなるのは普通でしょう。
でもジッと靴を見る→顔を見る・・・。
この動きを全員がするのです。
ならばこちらも負けまいと店員の靴を見ると、
最高級ではなくとも皆さん拘った靴を
きちんと召していらっしゃいます。
この視線と靴チェックは
売り場の奥に行けば行くほど強く感じます。
なぜなら奥は海外の高級品が並んだ
場に相応しい方々しか行かないから。
このメンズ館に時折行くと、
頻繁に行きたくない理由は
こうして思い出すものなのです。
私は靴好きの部類でしょうから、
毎日指挿される恥ずかしい靴は履かない。
でもあの視線は嫌なものです。
昔から人の器量は靴を見ろと
必ず言われたものでしょうから、
服がカジュアル時であっても、
まず自分の足元を整えるのが紳士です。
しかしながら露骨に靴を見る接客を
数十人の店員全員がするのはどうなのか。
最近なのか平成になってからなのか、
お店の接客というのも変わりましたね。
昔は困っているお客さんを助けるつもりで
「いらっしゃいませ何かお探しですか?」
と慣用句のように話す店員が多かったけど、
いつの間にか自由に商品を見る時代になり
声掛け店員は“お節介レッテル”貼られます。
確かに自由に手に取るのは楽だし、
俄か知識や下調べした記憶と照らし合わせ
商品を比べて悦に入ることも可能で、
購買意欲と自制心のバランス取りを楽しめる。
そしてホントに困ったら店員を呼べば、
プロらしく的確なアドバイスもくれます。
しかし店員はこちらをジッと窺います。
デパート、百貨店に多い気がしますが、
服でも靴でも店員は遠巻きにしながら、
こちらの様子を窺っているものです。
こんな時代だからこそ、
店員さんに話しかけるのは大好きです。
自分の好みを言ってみたり、
お勧めを聞いてみたり。
そのほうがスッキリするわけです。
特に個人商店では先に挨拶して、
店のおばちゃんと楽しく会話。
こんな事が好きです。
遠巻きに靴で値踏みされるのは
う〜む、困ったものです。
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