潮風のミツバチ
2007-04-21


禺画像]
午前中の採ミツで、ミツバチと戯れるのが、
最近の週末のお決まりで、今日も銀座へ。
6月公演のチェロのしのぶ嬢も誘って参加です。
ハニーカステラのB堂さんの参加や、
朝日新聞の取材と、屋上が大賑わいです。
晴天に恵まれますと、蜂は活発ですので、
1万匹が入っている茶箱くらいの巣をあければ、
元気良く頭上に飛び出してきます。
イエイエ、決して刺したりしません。
驚かせなければ大丈夫なんです。
ただ、収穫量はさほど多くなく、
今週は雨が多かった為に、今日は10キロです。
最後は瓶詰めにして収穫を喜び、
恒例の全員写真。
「ハニーフラッシュ!」の掛け声で、
相変わらず、皆良い笑顔で終ります。

採ミツも素晴らしい事なのですが、
私は、この3時間余りの時間を、
眺めの良い屋上で過ごすのが好きなのです。
だって、高さにして12階。
60階のガラス張りの展望台より、
12階でも、銀座の街を見渡せる屋上は、
なんとも気持ちのよいものです。
巣箱を背にすれば、汐留の超高層ビル群。
新橋から見ると、異様な未来要塞の体ですが、
銀座の街から、築地越しに見てみれば、
塩味のする潮風も浴びて、東京湾を感じます。
『お江戸は前島、海辺の湿地、
大波小波、ざぶんと寄せて・・・』
という、今度の6月公演の西田さん作の、
イナセな歌詞が思い浮かびます。

くるりと右手に方向を変えれば、
目の前には王子ホールと松屋、その向かいには、
デッカイ林檎マークのアップルストアで、
ここが、今をときめく銀座の人気店です。
それからまっつぐ有楽町に抜けてきゃ、
銀座教会と相成るのです。
この銀座教会は鐘を鳴らすのですが、
午前中のミサの合図と時報でしょうか、
採ミツ時は、ミツバチの羽音と鐘の音の
絶妙なアンサンブルをBGMにするのです。
銀座の上空30mで潮風を浴び、
教会の鐘を聴きながら、ミツバチと戯れる・・・
なんて、贅沢な休日の午前中でしょうか!
これが楽しみたくて、たとえ朝まで飲んでいても、
平日と変わらぬ時間に起きて出かけるのです。
ま、昨日がそうでしたが・・・。

さて、夜は稽古。
この6月公演の稽古始でした。

創作は大変です。
モーツァルトだって、ヴェルディだって、
みんな譜面はあるし、体に馴染んでいます。
でも、これは完璧な創作舞台。
作者と作曲家、そしてプロデューサーが、
まず三つ巴で案を出し創り始めます。
でも、稽古が進めば、少し予定と違ってきたり、
はたまた意見の相違から、折り合い着かず殴りあい!
なんて事態にはなりませんが(多分・・・)、
全て一から作っていく作業です。
今日からは、出演者の稽古ですから、
次第にでる人が体を作っていくのです。
ここからは、出演者、そして最後は演奏者も加わり、
作り上げていくのが創作舞台芸術の醍醐味です。

第2ラウンドが始まりました。
[自然]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット